さやま苑の食事について
特養さやま苑の食事について
さやま苑では、栄養ケアマネジメントを実施しております。入所者様一人ひとりの栄養状態を把握して、多職種で連携及び入所者様の声を聴いて一番適正な食事形態で対応しております。
また、栄養バランスだけでなく、季節の食材や行事食を献立に取り入れ、五感で楽しんでいただけることと、衛生面にも配慮した美味しい食事提供を日々努めております。
高齢者の食事について
摂食(口まで食べ物を運ぶこと)、咀嚼(口の中の食べ物を歯で噛み砕くこと)、嚥下(砕いた食べ物を飲み込むこと)が筋肉の低下や認知症により難しくなります。また、持病により服用している薬の副作用や普段から食事量が少ない方は、慢性的に食欲が低下して必要量の栄養が充分に摂取できないことがあります。
さやま苑の食事形態は、主食は5段階(ご飯・軟飯・全粥・ミキサー粥・ムース粥)、副食は3段階(常菜・超きざみ・ミキサー)に分かれております。また摂食・咀嚼・嚥下機能低下により上手に食べられない場合は、食事にとろみをつけて提供しています。
とろみをつけることで、誤嚥を予防して肺炎のリスクを減らす効果があります。とろみの濃度は、個人合わせて薄いとろみ・中間のとろみ・濃いとろみの3段階に分けております。
食事を多く食べれない方にはハーフ食(食事量が全て1/2量)を形態別ごとに設けており、不足分は少量の捕食(栄養補助食品)を付加して無理のない食事提供を心掛けております。
また、毎食の食事摂取量の確認及び、毎月1回の体重測定を行い、体重増減の変化を注意しております。低栄養によるサルコペニア、オーラルフレイル、褥瘡などの症状をできるだけ早期発見して進行を遅らせることができるよう努めております。
常菜食
超きざみ食
ミキサー食